質問サイト

最近、ある質問サイトの英語カテゴリで回答を始めた。

寝食を忘れて勉強に没頭し、常に時間と戦いながら全力で走っていた頃を過ぎ、留学後期のじわじわゾーンに入って約一年。
突然のスピードダウンに戸惑う時期を経て、ようやく少し生活のペースがつかめてきた。
そりゃもちろん仕事はそこそこあるけど、やることやって、しっかり寝てちゃんと食べても、まだ時間が残る。

ありがたいことではあるけど、時間をもてあますのは貧乏性の私には不向き。
人と会ってしゃべったりリラックスして過ごすのもいいけど、ご褒美の前払いが続くと不安になってきてよくない。

そこで留学や大学院や英語教育に関連して、ボランティア的なことをいろいろ試してみることにした。
質問サイトでの回答はその一環。

てなわけで、言ってみれば上から目線かつ軽い気持ちで始めたんだけど、いやいや、侮るなかれ質問サイト。
むしろ勉強になることばかりで日々感動している。

まず質問がおもしろい。
「なるほどー」と思うものから「聞いてどうすんの」というものまで、もう本当にさまざまな内容。
日本の英語教育の現状も垣間見える。
何が聞きたいのかさっぱりわからない拙い質問も、その下手さ加減が言語的に実に興味深い。

そして回答がおもしろい。
無責任なものもあるけど意外にきちんとした回答が多いのだ。
特に文法や語彙については教わることばかり。
情報も手段もかなり限られた中で、わかりやすい説明を提供する回答者の技術に感心する。
また、質問内容に合わせて回答レベルがうまく調節されていて、真面目な質問には真面目な回答がついているし、宿題丸投げにはお説教がついていたりして微笑ましい。
こうしたやりとりはコミュニケーション的に興味深い。

で、興味深く見ているのはいいんだけど、残念ながら私がお役に立てることはほとんどなく、本来の目的であったボランティア活動がちっともできていない。

質問のうち圧倒的多数は中学高校のいわゆる学校英語系。
「訳してください」「添削お願いします」とか、「XとYはどう違いますか」など。
このへんは世界各地にお住まいの言語学や受験の達人たちがインスタント家庭教師となって助けてくれるから、私の出る幕ではない。

教材やスクール、留学などについて、「どの方法がいちばん良いでしょう?」とか、ましてや「どうしたら英語ができるようになりますか?」とかは、壮大すぎて答えようがない。
しかしそのような質問にも、「答えようがないです」という親切な回答がきちんとつくのだから、感服するより他にない。

というわけで、常時約2500の質問が回答を受け付けているというのに、私が答えられそうな案件は数日に1件しか発生しない。
1週間ひとつも回答できず、ということもある。
改めて我が身のニッチャーぶりを確認する。とほほ。

まぁそれでも良い回答として選ばれたり、お礼の言葉をいただいたりすれば励みになる。
経験を生かすだのという偉そうな考えは捨てて、ちょっとした趣味としてしばらく続けてみようと思う。

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