カタカナ語

カタカナという危ない切り札について。

カタカナが生まれて1200年余り。
カタカナは擬音・擬態語や学術用語、外国の人名・地名などの固有名詞に使われる。

私がここでいうカタカナ語とは、外国から紹介された時に、日本語にする手間を惜しんで安易にカタカナ表記を選んでしまったために、なんだかよくわからない使い方をあてがわれ、結局、日本語になりきれなかった不運な単語のこと。

新しい言葉が外からじゃんじゃか流入してくる。
門番も検閲も審査もない時代に、素人が直に輸入した言葉があっという間に広まる。
あわせて最近は、やたらと原語の発音に近づけたがって、外来語に細かい修正を加える動きがある。
以前指摘した“エンターテインメント”の“ン”もそうだし、“ティンカーベル”のアクセントも変わったよね。

根っこのない言葉を意味もわからないまま使い始め、あとから表面的で安っぽい品種改良を施す。
入口できちんと咀嚼して、すでに日本語にあるものは除外し、導入の必要があるものだけを正式に日本語として採用し安定させることは、もうできないのだろうか。

カタカナ語はいつまでも日本語の中に溶けない。
海に浮かぶ油みたいにギラギラと、不気味な模様をつくっているように私には見える。

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