びっくりⅡ

「びっくり」のことを引き続き考え中。

せっかく立派な教授が近所にいるので、もにゃもにゃ考えていることをメールしてみた。

S教授はコミュニケーション界ではよく知られた人物で、数年前に一線を退いてEmeritus Facultyになったものの、現在も結構アクティブに活動していらっしゃる。
徹底的にロジカルで超激辛なので、学生の評判は大変よろしくないけど、人間的には親切で朗らかないい人。

私のアドバイザーであるK教授とは良きライバル関係らしく、あらゆる見解が真っ向から対立している。
それを逆手にとって今学期は二人がタッグを組み、ひとつのコースを共同で教えている。
Pragmatics(語用論)というテーマを、ゴリゴリの言語学者であるK教授は言語の側から、S教授は社会学的立場から捉える。
授業中にもたびたび二人の討論に火がつき、学生がオーディエンス化することがある。

昨日のIllocutionary/Perlocutionaryは、全面的にS教授が担当した。
で、聞いてみた。

「説明になっているかわからないんですけど、日本語だとこんなかんじみたいな気がします。
ていうかたぶん考えすぎでこんがらがってきちゃったので、助けてください」と。

「こんな本があるから読んでみたら?」か、「論点が完全に外れているよ」のどっちかが返ってくるだろう。
いずれにしてももにゃもにゃからは解放される。

1時間足らずのうちにS教授から返信。
Very thoughtful, thought-provoking, ideas. I think you’ve run with the concept of “perlocutionary” in a useful way, maybe the first useful way I’ve run across.

あら?そうなの?

で、なんだか興奮したかんじで、「このままじっくり考えを深めて掘り下げていきなさい。そうだな、とりあえず動詞のリストを作ってみたらどうだ」とな。

というわけで解放されず。
むしろ深みにはまったみたい。
んんー。

日本のコミュニケーション研究者や言語学者だったら、とっくに気づいてることなんじゃないの?と思い、日本語で書かれた論文をざっと見てみたが手応えなし。
ところで日本語の論文って初めて読んだけど、用語が難しくて読みにくいもんだね。
半分ぐらいしか理解できなかったと思う。

一夜明け、今日はK教授も参入して、ふたりから長~いメールが届いた。
We should continue this discussion in class.
んんんんー。

ネイティブ日本語人たちに広く意見を求めてみたいのだが、いかんせん私がうまく説明できない。
日英両言語に明るく、私のもにゃもにゃにつきあう気概のある方、募集。

「びっくりⅡ」への2件のフィードバック

  1. このことだったのね。
    このテーマはいわゆる「無生物主語」ってやつともつながっていそう。日本語は人に始まり、話者の感情や見解をしゃべるような気がする。英語は人も物も区別はするけど対等に扱い、もっと第三者的な発想で説明しているというか。
    論文探しはお手伝いできそうにないけど、和訳リストならありそうよ?

  2. >acha
    どうもありがとう。引き続きよろしくお願いします。
    送ってもらった資料によると『感情表現の他動詞』という名前で
    深入りしない程度にさらっと紹介されてますな。なるほど。

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