おつり

Yちゃんと一緒に名古屋へ。

Yちゃんはどういうわけだか、からかっているのかと疑うぐらい名古屋好き。
今回などは何の目的もなく、ただ単に名古屋に来た。

新幹線を降りるまでは「手羽先!」に心が決まっていたのに、急に気が変わって、旧・行きつけの居酒屋さんに行くことになった。
このお店は本当にハズレがないので、安心していろんな人を連れて行ける。
去年Yちゃんにも紹介し、その印象がよかったので、「また行きたい」となったのだ。
うちの父なども気に入って、つい先日は同窓会会場に使ったと聞いていた。
そういえば、その時もらったという大量の割引券が家にあったのに惜しいことをした。

あいかわらずの気持ちのいいおもてなしと、おいしいお料理。
Yちゃんもワインをきれいに空けた。

お会計。
スタンプカードや割引券はないかと聞かれたので、「こないだ父がもらってきたのがたくさんあったんですけど、今日は急に決めたので持ってきていないんです」と、クレジットカードを渡しながらなにげなく話した。

カードの名前を見てピンと来たのだろうか。
おねえさんがレシートとともに、予約台帳を携えて戻ってきた。
「あの…お父様って、今月初め頃に15名ほどでご利用いただいた幹事様ですか?」
「えー人数は知りませんけど」。
その後ろからはバイトらしいHさんが、「白髪の眼鏡をかけた方ですか?」と聞く。
携帯の写メを見せると「間違いないです」。

何事だろうと思っていると、まもなくHさんが封筒を持ってきた。
お会計をしたHさんが、父におつりを少なく渡してしまったのだと言う。

かえって申し訳ない気がして、「きっと言わなきゃわからないですよ?」と拒んでみたが、「いえいえ、ご連絡先もわからず困っていましたので、お渡しいただけるとこちらも助かります」と言われる。
Yちゃんは「今日はここに来ることになっていたんだね」と、にこにこしている。

家に帰り母にその話をすると、私も母も自然に鳥肌が立った。

父が帰宅するやさっそく報告。
父もHさんのことを覚えていた。
が、金額に不満がなかったので、おつりのことは意識していなかった。

封筒を開けると思ったより多額の現金と、お詫びのメッセージが。
父は感激してすぐお店に電話を入れた。
たまたまHさんが取り、直接お礼が言えたらしい。

近いうちにHさんに会いにまた行こう。

「おつり」への1件のフィードバック

  1. <追記
    Hさんからお礼状が届いた。
    いいお店にはいい人が働いている。よくできてるよなぁ。

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